2進数のしくみ
2016/12/15
デジタルデータを正しく理解するためには、2進数についての知識が必要です。
2進数のしくみ
10進数
2進数の前に、「10進数」について確認しておきましょう。
「10進数」という言葉は聞いたことがありますか?
「いいえ、初めて…」 でも、大丈夫です。
小さいころからずっと使ってきている、
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 …
この数え方(表し方)が 10進数 です。
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9 の10種類の文字だけを使って、
9より大きい数も、10、11、12、…と、桁を増やすことにより、
いくらでも表せます。
0を含めて、10 種類の文字で進む数の表し方だから「10進数」です。
数を表すための文字
数を表す文字は 0、1、2、… のアラビア数字でなくても構いません。
これら10種類の漢字で表しても、10進数です。
ただし、漢字の場合、 十 という漢字を使ってしまうと
11種類目の文字になってしまうので、十 の字は使いません。
10は 十 ではなく、一〇、 11は 十 一 ではなく、一 一
と表すのが10進数の表し方です。
16進数
また、デジタルデータを表す時には、16進数 が使われることもあります。
16進数の場合、16種類の文字を使います。
通常は10進数と同じアラビア数字に加え、A~Fを10~15に使います。
(10をA、11をB、…、15をF 、16を10 、17を11、…と表します)
数 進数
このように、 数 進数というのは、 数 種類の文字と桁で数を表すやり方 です。
ただし、0進数では桁を増やせず、 1進数では桁を増やせても 0 を表せません。
そこで、
きちんと数を表せる 最小の 数 進数が、2進数 なのです。
それでは、2進数について、見ていきましょう。
2進数
2進数は0と1だけで数を表すやり方です
10進数と同じで・・・ ルールは2つ
ルール1
0 < 1 ・・・ 同じ桁では、 0より1の方が大きい
ルール2
1<10 ・・・ 少ない桁数より、多い桁数の方が大きい
つまり、0から10を2進数で順に数えていくと、以下のようになります。
さらにもっと大きな数の例を挙げていくと、以下のようになります。
2進数の+-×÷
2進数も10進数と同じルールで計算ができます。
足し算
引き算
掛け算
割り算
まとめ
2進数 は、2種類の文字だけで数を表すやり方。
2種類の文字としては、通常、0と1が使われます。
2進数も10進数と同じルールで、計算ができます。
だから2進数は・・・